自家歯牙移植①
大きな虫歯や歯の破折によって抜歯が必要になり、歯を失った場合、それを補うための一般的な治療法は通常3つあります。
①ブリッジ:被せ物。抜いた歯の両隣りの歯を削る必要がある。
②入れ歯:取り外し式の歯。金具が見える。
③インプラント:人工の歯根を手術で埋める方法
ここでご紹介するのは第4の治療法「自家歯牙移植」です。
これは親知らずを抜いた場所に移植する方法です。親知らずの状態や、抜歯した周囲の骨の状況など診査は必要ですが、成功すればブリッジや入れ歯、インプラントよりもメリットがあると考えています。
この自家歯牙移植は事前の診査はもちろんですが、移植歯を傷付けず短時間で行うことが成功の鍵であり、テクニックが要求される治療法です。そこで、当院ではCT画像からデータを抽出し、移植する親知らずのレプリカを3Dプリントして利用しています。移植歯を傷付けず、術中時間を短縮し、成功率を上げる為の工夫です。
当院では患者様にとって最善の治療法を立案・相談するよう努めております。お悩みのある方は一度ご相談ください。